軽量鉄骨のハウスメーカーおすすめ7選!ハウスメーカーを選ぶ際の重要ポイントも解説!

「軽量鉄骨を扱うハウスメーカーのおすすめが知りたい」と考えていませんか。

ハウスメーカーは数多く存在しており、選ぶ際にかなり悩みますよね。

完成後の家のクオリティはハウスメーカーごとに異なるので絶対に失敗は避けたいもの。

そこで本記事では、軽量鉄骨を扱うハウスメーカーおすすめ7選と選ぶ際の重要ポイントを解説していきます。

軽量鉄骨で家を建てる予定でハウスメーカー選ぶに困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

軽量鉄骨の観点でハウスメーカーを選ぶ際の重要ポイント

軽量鉄骨の観点でハウスメーカーを選ぶ際の重要ポイントは以下の6つです。

  • 坪単価とハウスメーカーのグレードを確認する
  • 特徴や得意分野が自分の理想と合っているか確認する
  • 気密性や断熱性
  • 鉄骨の種類
  • 地震対策(制震システム)の種類を確認する
  • アフターフォローや保証期間を確認する

完成後の家のクオリティはハウスメーカーにより様々です。

これから紹介する6つのポイントを踏まえてハウスメーカー選びに役立ててください。

坪単価とハウスメーカーのグレードを確認する

ハウスメーカーのグレードは各ハウスメーカーの高級度合いともいえ、各プランの坪単価によって決まります。

単純に坪単価が高いハウスメーカーはグレードが高く、坪単価が安いハウスメーカーはグレードが低くなるので、坪単価がハウスメーカーのグレードを見極める1つの指標です。

本記事で紹介するハウスメーカー7社の平均坪単価を見てみましょう。

ハウスメーカー 坪単価
積水ハウス 60~150万円
ダイワハウス 55~150万円
セキスイハイム 60~90万円
へーベルハウス 70~90万円
トヨタホーム 55~90万円
パナソニックホームズ 60~130万円
サンヨーホームズ 55~65万円

各プランや地域差によって坪単価は変動するので、金額に幅があるハウスメーカーもあることが分かります。

2021年時点での鉄骨住宅の平均坪単価は92.6万円でした。

大手ハウスメーカーの坪単価は約55~110万円、中堅ハウスメーカーの坪単価は約45~80万円といわれています。

特徴や得意分野が自分の理想に合っているか確認する

各ハウスメーカーにはそれぞれ特徴や得意分野、強みとしている項目があります。

この特徴や得意分野、強みを把握することは最適なハウスメーカー選びをするうえで非常に重要です。

一例として各ハウスメーカーの得意分野や強みには以下のようなものがあります。

  • ローコスト住宅が売りのハウスメーカー
  • 無垢材を使用した木造建築が得意なハウスメーカー
  • 高気密住宅を推奨しているハウスメーカー
  • プランニング、デザイン性に優れているハウスメーカー

自分の理想の家づくりにはハウスメーカーの得意分野や強みの把握は必須です。

カタログやパンフレットを複数社比較してみると、デザインについての紹介が多いのか、機能性に関しての紹介が多いのかある程度把握できます。

カタログなどで露出が多い項目はハウスメーカーの得意分野や強みであることが多いです。

露出が多い項目はそのハウスメーカーの得意分野や強みだと考えていいでしょう。

気密性や断熱性

快適な生活を送るには気密性や断熱性が必須です。

軽量鉄骨造は木造住宅などに比べると、あまり気密性や断熱性は優れていませんが、最近では各ハウスメーカーで新たな断熱材の開発が行われるなどの改善が行われています。

気密性や断熱性を比較するには「断熱等性能等級」「UA値」「ZEH対応」の3つを把握することが大事です。

それぞれ詳しく説明していきます。

断熱等性能等級

断熱等性能等級とは、住宅の断熱性能を分かりやすく等級で表したものです。

「断熱等性能等級4」や「断熱等性能等級5」という風に表され、数字が大きいほど優れた断熱性能を持っていることになります。

新たな等級として「等級6」と「等級7」が2022年10月1日から設立され、より優れた断熱性、省エネ性能を持った住宅に基準を合わせました。

断熱等性能等級はUA値を元に定められており、一般的に等級6以上は高断熱であるとされています。

UA値

UA値は住宅の断熱性能を数値化したものです。別名「外皮平均熱貫流率」といい、数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性や省エネ性が高いということになります。

断熱等性能等級を定める際に参考にする数値でもあり、UA値が0.46以下だと等級6以上なので高断熱住宅です。

UA値が0.46以下の住宅を選び、快適な生活を送りましょう。

ZEH対応

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略であり、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロになるよう目指した高性能住宅です。

そのために各ハウスメーカーは、断熱性能と効率の良い設備によって省エネ化を図ってZEHの対応を進めています。

ZEHの基準ではUA値を0.4~0.6以下であることが求められているため、必然的に断熱等性能等級5以下の住宅はZEH対応外です。

鉄骨の種類

一概に鉄骨住宅といっても鉄骨の種類が2種類あることはご存じでしょうか。

鉄骨は「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類に分けられており、特徴が異なります。

それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

軽量鉄骨の特徴

厚さ6mm未満の鋼材のこと。2階建ての住宅には一般的に軽量鉄骨が使用されており、重量鉄骨に比べて軽く加工しやすいのが特徴です。

重量鉄骨よりも値段が安く、鉄骨らしい高い耐久性も兼ね備えています。

軽量鉄骨でも充分に災害時のリスクを低くすることは可能で、ある程度の地震であれば倒壊することもないでしょう。

住宅以外には、コンビニやスーパーなどの小規模なテナントで利用されています。

重量鉄骨の特徴

厚さ6mm以上の鋼材のこと。地盤工事費や建築費用がかかりやすくなります。

建設の際に柱が少なくて済むので広い空間を作り出すことが可能。

軽量鉄骨よりも強度に優れており、鉄骨が分厚いため気密性も上がります。

一般的にマンションやビルなどの3階建て以上の建物を建設する際には重量鉄骨が用いられることが多いです。

費用に余裕があるならば、重量鉄骨で家を建設しても問題ありませんがハウスメーカーによっては対応していない可能性があるため、確認するようにしてください。

制震システムの種類を確認する

日本は地震大国と言われているため、家の制震システムを把握しておくことは非常に重要です。

家の構造には耐震・制震・免震の3つの工法があり、耐震工法が最も住宅に採用されています。

それぞれの耐震工法について見ていきましょう。

耐震

現在の大半の住宅で採用されている耐震工法で、建物の強度で揺れに耐える構造です。

揺れに耐える構造のため、地震の影響で地盤や枠組みにダメージが生じやすいですが、建物自体へのダメージは少なくて済みます。

制震

建物内部に錘やダンパーなど制震部材を組み込み、地震の揺れを吸収する構造です。

制震部材は家具や家電にも組み込むことが出来るため、家具や家電の転倒を防ぐことができます。

制震工法は高層ビルなどの上階ほど揺れが大きくなる建物に有効です。

免震

建物と地盤の間に免震装置を設置することで、建物を地盤から切り離し揺れを直接伝えない構造です。

最もコストがかかりメンテナンスも必要であることから、一般住宅ではなかなか取り入れられることはありません。

アフターフォローや保証期間を確認する

アフターフォローや保証期間を確認しましょう。

保証期間が短いハウスメーカーは必ず選ばないようにしてください。

住宅自体にガタがくるのは一般的に新築時から15年以上といわれています。

新築時はついつい浮かれてしまうため、アフターフォローや保証期間に目を向ける人が少ないです。

しかし、ガタがきた際に保証期間が過ぎていたら多額の修理費を支払わなければなりません。

おすすめするのが保証期間を延長することができるハウスメーカーを選ぶことです。

初期の保証期間内では大半の住宅に欠陥が出てくることはありません。

延長保証がないと、ほとんどの住宅は満足した保証やサポートを受けられないのです。

鉄骨住宅のおすすめハウスメーカー7選!

鉄骨住宅のおすすめハウスメーカーを7社紹介します。

紹介するハウスメーカーは以下の通りです。

  • 積水ハウス
  • ダイワハウス
  • セキスイハイム
  • へーベルハウス
  • トヨタホーム
  • パナソニックホームズ
  • サンヨーホームズ

それぞれのハウスメーカーの区分、鉄骨タイプ、得意分野(強み)、断熱・気密性、制震システム、坪単価、保証期間は以下の通りです。

ハウスメーカー 区分 鉄骨タイプ 得意分野(強み) 断熱・気密性 制震システム 坪単価 保証期間
積水ハウス 大手 軽量鉄骨

重量鉄骨

全項目において最高級の性能 UA値0.87

ZEH対応

耐震構造 60~150万円 30年間
ダイワハウス 大手 軽量鉄骨

重量鉄骨

トップクラスの鉄骨造技術 UA値0.55~0.87

ZEH対応

耐震構造 50~150万円 初期保証30年間(有償メンテナンス実施で最長60年間)
セキスイハイム 大手 軽量鉄骨 ユニット工法により高品質の安定化 UA値 0.6

ZEH対応

耐震構造 60~90万円 30年間
へーベルハウス 大手 重量鉄骨 ハウスメーカー最強と言われる重鉄骨構造 UA値0.6

ZEH対応

制震構造 70~90万円 最大60年間
トヨタホーム 中堅 軽量鉄骨 部品の自社生産による安定供給 UA値0.46

ZEH対応

耐震構造 55~90万円 最大60年間
パナソニックホームズ 大手 軽量鉄骨

重量鉄骨

住宅密集地でも建設可能な狭小地工法 UA値 0.6~0.87

ZEH対応

耐震構造 60~130万円 最大60年間
サンヨーホームズ 中堅 軽量鉄骨 ZEH対応性能が標準装備 UA値 0.5

ZEH対応

制震構造 55~65万円 10年間(有償メンテナンス実施で5年ごと延長保証)

それぞれのハウスメーカーについて詳しく解説します。

ハウスメーカーを選ぶ際は必ず複数社からプランや見積もりをとり、比較・検討しましょう!

積水ハウス

区分 大手
鉄骨タイプ 軽量鉄骨

重量鉄骨

得意分野(強み) 耐震性、耐久性、化学物質対策、省エネ対策の全ての項目において最高級の性能
断熱・気密性 UA値0.87

ZEH対応

制震システム 耐震構造
坪単価 60~150万円
保証期間 初期保証30年間

積水ハウスは累計建築戸数250万戸超で、年間着工棟数も日本で最も多く、業界ナンバーワンのシェアを誇る大手ハウスメーカーです。

「邸別自由設計」をコンセプトにしており、最大で天井高2.74mに設計したり、最大7mの水平方向に柱のない大空間にしたりなど設計や間取りの自由度が高いことが特徴。

積水ハウス独自の耐震構造システムである「シーカス」を導入してある商品もあり、揺れや住宅の変形、倒壊を最小限に抑え被害の最小化を図っています。

また、アフターサービスも充実しておりメンテナンス情報を「いえろぐ」にて保管。

専任のスタッフが定期的にメンテナンスやリフォームの相談、各種フォローを行います。

ダイワハウス

区分 大手
鉄骨タイプ 軽量鉄骨

重量鉄骨

得意分野(強み) トップクラスの鉄骨造技術
断熱・気密性 UA値 0.55~0.87

ZEH対応

制震システム 耐震構造
坪単価 50~150万円
保証期間 初期保証30年間(有償メンテナンス実施で最長60年間)

ダイワハウスは積水ハウスと並んで業界最大手のハウスメーカーです。

建物の軸組(柱)を2つのパネルフレームで挟み込む「トリプルコンバインドシステム」で建物の安定性を向上させていることから、工法の段階から災害に強くしています。

エネルギー吸収型耐力壁を導入しており揺れを抑えるのはもちろん、気密性も抜群です。

建築士や施工技術者などがチームを組んで、マイホームの設計から完成後のアフターサービスまでを一貫して行います。

また、重量鉄骨を住宅用に採用しており、間取りの自由度を上げ、あらゆる注文住宅のニーズに対応することができる万能なハウスメーカーです。

セキスイハイム

区分 大手
鉄骨タイプ 軽量鉄骨
得意分野(強み) ユニット工法による高品質の安定化
断熱・気密性 UA値 0.6

ZEH対応

制震システム 耐震構造
坪単価 60~90万円
保証期間 30年間

セキスイハイムは鉄骨住宅ではナンバーワンのシェアを誇るハウスメーカーで、積水化学工業における住宅ブランドです。

工場でユニットを組み、現地に運んだあとは1日で雨仕舞を行う独自のシステムを採用することにより、部品や部材の品質の低下を避けています。

1日で雨仕舞を済ませることにより、天気の影響で工期が左右されることがありません。

大容量の太陽光発電である「SMART TECHNOLOGY 01」を導入し、エネルギーの完全な自給自足を実現。

災害時や避難時のエネルギー不足のリスクをケアしています。

へーベルハウス

区分 大手
鉄骨タイプ 重量鉄骨
得意分野(強み) ハウスメーカー最強と言われる重鉄骨構造
断熱・気密性 UA値 0.6

ZEH対応

制震システム 制震構造
坪単価 70~90万円
保証期間 最大60年間

へーベルハウスは「ロングライフ住宅」をキャッチコピーにしているハウスメーカーです。

主な建材にへーベルというコンクリートを使用しており、耐火性や遮音性が高く設計されています。

重量鉄骨をメインで建設していくことから、家の外観やデザインよりも耐震性や耐火性に優れた家づくりを得意としているため、丈夫で長持ちする家を希望する方にはうってつけです。

重鉄骨構造に重きを置くことで得られた、二世帯住宅や3階建てなどの特殊な住宅を造るノウハウも充実しています。

トヨタホーム

区分 中堅
鉄骨タイプ 軽量鉄骨
得意分野(強み) 部品の自社生産による安定供給
断熱・気密性 UA値 0.46

ZEH対応

制震システム 耐震構造
坪単価 55~90万円
保証期間 最大60年間

トヨタホームは部品や部材までも自社工場で生産しており、住まい全体の85%を自社商品で造ることができます。

一貫して設備や部品を仕入れるためコストを抑えて建設することが可能です。

ユニット工法を用いて、柱を設けずに35畳の大開口にすることもできます。

断熱性にも優れており、家の内側を断熱材で覆う「充墳断熱工法」を採用。家の基礎から天井までのすべてを断熱材で覆うことができるため、エネルギー効率の面でも優れている断熱方法です。

また、高遮熱断熱複層ガラスによって、夏は太陽光による熱を6割カットし、冬は室内からの熱の逃げを7割減少させます。

パナソニックホームズ

区分 大手
鉄骨タイプ 軽量鉄骨

重量鉄骨

得意分野(強み) 住宅密集地でも建設可能な狭小地工法
断熱・気密性 UA値 0.6~0.87

ZEH対応

制震システム 耐震構造
坪単価 60~130万円
保証期間 最大60年間

パナソニックホームズは自社製品だけで家を1棟建てられてしまうほど関連事業が存在するハウスメーカーです。設備や部材も自社製品なので安心感があります。

土地を選ばずとも建設できる狭小地工法は、足場を立てずに施行する建設工法のため、住宅密集地でも建設が可能です。

独自の制震鉄骨構造を用いており、使用されているパナソニックホームズオリジナルの鋼材は通常の2倍の伸びを持ち、地震の揺れなどを吸収してくれます。

国内で唯一、超高層ビルと同じ構造技術を採用。オリジナルの制震フレームを開発し、住宅用に応用することで高い耐震性を実現しました。

サンヨーホームズ

区分 中堅
鉄骨タイプ 軽量鉄骨
得意分野(強み) ZEH対応性能が標準仕様
断熱・気密性 UA値 0.5

ZEH対応

制震システム 制震構造
坪単価 55~65万円
保証期間 10年間(有償メンテナンス実施で5年ごと延長保証)

サンヨーホームズは長期優良住宅を標準仕様で装備しており、耐久性や耐震性に優れていることから、次世代まで住むことができる家を建てることが可能なハウスメーカーです。

デザインや外観にはあまり力をいれていないが、性能面はピカイチ。

外出先から照明をつけたり、お風呂を入れたりなど遠隔操作ができる「システムスマe HEMS」を採用。

この機能は省エネの面でも役に立ち、電力の供給量なども確認することができます。

新築時に将来の買取りを約束してくれる「くらしリレーシステム」があり、急にマイホームを手放さなければならない場合でも安心です。

鉄骨住宅のメリット5つ

鉄骨住宅のメリットを5つ紹介します。鉄骨住宅のメリットは以下の5つです。

  • 耐震性が高い
  • 工期が短い
  • リフォームがしやすい
  • 材料や部品の品質にムラがない
  • 選べる間取りの自由度が高い

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

耐震性が高い

鉄骨住宅は鋼材そのものがしなることで、地震の揺れを吸収する構造のため耐震性が高いです。

木造住宅のように材質による強度や質のばらつきがないため、鉄骨住宅のほうが災害のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

工期が短い

鉄骨造住宅の工期は約4か月で、木造住宅とあまり変わりはありません。

しかし、仕入れる鋼材や素材を工場で生産していることから、これから先は鉄骨住宅の方が工期は早くなると考えられています。

工業化が進んでいるため、その影響を受けやすいのは木造住宅よりも鉄骨住宅でしょう。

リフォームがしやすい

鉄骨住宅の場合、鋼材や素材の劣化が遅いためリフォームがしやすく融通が利きます。

木材は劣化が早いため、新築時の品質状態であることはあまり考えられません。

こういった品質の不安定さがないことから鉄骨造住宅はリフォームがしやすいと言えます。

材料や部品の品質にムラがない

木造に使われる木材とはちがい、鉄骨造に使われる鋼材は工場で生産されています。

組み立てもある程度は工場で行うため、現場作業者の能力による品質のムラもありません。

選べる間取りの自由度が高い

鉄骨住宅は家の骨組みである鋼材の強度が高いため、柱の数を減らしたり、天井を高くしたりすることが可能です。

それに対して木造住宅の場合は、強度に少し難があるので柱の数を最低限確保しなければならず、間取りの自由度を上げることは難しく、費用もかかります。

耐久性が優れている分、木造住宅では成し得ない間取りでも鉄骨住宅なら実現可能です。

鉄骨住宅のデメリット5つ

次に鉄骨住宅のデメリットを5つ紹介します。鉄骨住宅のデメリットは以下の通りです。

  • 木造より建築費用が高くなる
  • 断熱性が低い
  • 気密性・遮音性が低い
  • 防塵性能が必須
  • 耐火性が低い

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

木造より建築費用が高くなる

鉄骨住宅は木造住宅と比較して坪単価が高く、建築費用が高くなります。

地盤によっては改良工事を行う必要があり、その場合は追加で費用を支払わなければなりません。

資金計画はイレギュラーな出費も含めて進めましょう。

断熱性が低い

鉄は熱を伝えやすい物質です。そのため、夏は外の暑さが伝わりやすく、冬は外の寒さが伝わりやすくなってしまいます。

断熱性に関しては各ハウスメーカーが対策のために断熱構造や設備を導入しています。

これらを取り入れて補うことで快適な生活を送ることができるでしょう。

気密性・遮音性が低い

鉄筋コンクリート造よりも気密性・遮音性は低いです。

鉄の骨組みで造られていることからコンクリートに比べ、音を遮断する能力は劣っています。

しかし、厚みをだすことは可能なため、床や壁を厚くすることで気密性・遮音性を高めることは可能なので一度検討して担当者にそうだんしてみてはいかがでしょうか。

防塵性能が必須

鉄は年数が経つごとに錆びていくため、段々と建物自体が弱くなっていきます。

錆びる原因は空気と水が鉄の表面に触れることによって起こる腐食です。

対策方法は、表面を塗装したり、樹脂を張り付けたりするなどがあり、どれも依頼すれば施行してくれます。

鉄骨造において防錆対策は必ず行うようにしましょう。

耐火性が低い

意外かもしれませんが、鉄骨住宅の方が火事の際に倒壊するスピードは木造住宅よりも早いと言われています。

これは鉄が熱を伝えやすい性質のため広がり方が早いからです。

地震には強い鉄骨住宅ですが、家事には弱いことを覚えておきましょう。

ハウスメーカーの具体的な選び方

ハウスメーカーの具体的な選び方を紹介します。以下の手順でハウスメーカーを選ぶことで理想のマイホームを手に入れる確率がグッと高まるでしょう。

ハウスメーカーの具体的な選び方は以下の手順です。

  1. 複数社からカタログを請求し確認する
  2. 住宅展示場で現物を確認する
  3. 自分の求める分野に特化しているハウスメーカーであるか情報収集する
  4. 営業担当者との相性・人柄を見極める
  5. アフターサービスや保証期間を確認する

それぞれについて詳しく解説していきます。

複数社からカタログを請求し確認する

必ず複数社からカタログやパンフレットを請求しましょう。

1つのハウスメーカーを吟味するのはあまりおすすめできないのは、比較対象がないとそのハウスメーカーが優れているかどうか判断できないからです。

ハウスメーカーの特徴は多種多様であることから、比較・検討の際の材料として複数社からカタログやパンフレットを請求しましょう。

住宅展示場で現物を確認する

完成時のマイホームと理想のマイホームとのギャップを埋めるために住宅展示場で現物を確認しましょう。

住宅展示場の家は大きめに設計されていることを把握しておいてください。

ついつい興奮してしまいがちな住宅見学ですが、デザインや外観、間取りなどが自分に合っていないことがほとんどです。

自分の求める分野に特化しているハウスメーカーであるか情報収集する

各ハウスメーカーにはそれぞれ得意分野や強みがあることを前述しました。

あなたが求める分野に強みを持っているハウスメーカーなのか確認しましょう。

担当者に直接聞いたり、公式HPで商品紹介を読んだりすることで何が得意分野であるか把握することができます。

営業担当者との相性・人柄を見極める

営業担当者の愛想が悪かったり、信用できない人柄だったりするのであれば担当者を変更してもらいましょう。

質の悪い営業担当者を相手にしてしまうと、自分の提案が通らなかったり、親身に話を聞いてくれなかったりします。

そうなれば、あなたが理想のマイホームを手にする確率は低くなりかねません。

質の良い営業担当者は基本的に予約が埋まっているため、予約の埋まり具合は良い指標になります。

特に土日祝日はハウスメーカーにとって忙しい曜日なので、土日祝日に予約が空いている営業担当者は避けるのが吉です。

アフターサービスや保証期間を確認する

引き渡し後のアフターサービスはどんなものがあるか、保証期間はどれくらいなのか確認しましょう。

アフターサービスには定期点検や定期診断など様々なものがありますが、有償で行うハウスメーカーと無償で行うハウスメーカーとで分かれます。

特に保証期間を過ぎた後の定期点検は延長保証などの兼ね合いから、有償で行われることが大半です。

おすすめは初期保証期間が長く、延長保証システムを採用しているハウスメーカーを選ぶこと。

住む期間が長ければ長いほど、住宅自体も劣化していくため延長保証がなければ、多額の修繕費を支払うはめになりかねないからです。

まとめ

本記事では軽量鉄骨のおすすめハウスメーカーを7社紹介しました。

紹介したハウスメーカーは以下の通りです。

  • 積水ハウス
  • ダイワハウス
  • セキスイハイム
  • へーベルハウス
  • トヨタホーム
  • パナソニックホームズ
  • サンヨーホームズ

本記事で紹介したハウスメーカーを選ぶ際の重要ポイントや各ハウスメーカーの特徴や強みを理解し、必ず複数社から比較・検討を行ってください。