戸建の買取業者おすすめ5選!できるだけ高く売却するコツを解説

戸建を売却するにあたって、どこの不動産会社に相談すればよいかわからないという人も多いでしょう。
戸建の売却には「仲介」と「買取」があり、買取は短期間で確実に売却できるというメリットがあります。
仲介より売却価格が下がってしまうというデメリットはありますが、「少しでも早く戸建を売却したい」という人や、トラブルを抱えた戸建を入りたい人は買取をおすすめします。
また、なるべく高額で売却したいのであれば、複数の不動産会社に査定してもらい、価格を比較することが大切です。
下記リンクから、全国の厳選された不動産業者を一括比較できるので、高額売却を希望する人はぜひ利用してみましょう。
>>【全国の不動産会社で一括査定】無料で家の価格を調べてみる!
この記事のポイント
- 買取のメリットは「現金化の速さ」や「契約不適合責任の免責」などがある。
- 買取のデメリットは「売却価格の安さ」。
- なるべく高く売るならできるだけ多くの査定をとる。
戸建を売る方法には「仲介」と「買取」がある
戸建を手放す際は売却先を探しますが、多くの人がそのまま買取してもらうことを想像しているでしょう。
戸建の売却方法には「仲介」と「買取」の2種類があり、それぞれ物件の売却先も異なります。
買主 | 販売活動 | |
---|---|---|
買取 | 不動産業者 | しない |
仲介 | 個人 | する |
また戸建などの物件を直接買取してくれる買取業者にも2種類の契約方式があり、どちらを選ぶかで買取までにかかる時間も変わってきます。
まずは戸建を売る際の不動産業者を選ぶ基準である「売却方法」と「契約方式」について見ていきましょう。
戸建売却で「買取」を選ぶメリット・デメリット
買取とは、不動産業者が買主となり、戸建を買い取ってもらう方法です。古本屋やリサイクルショップの不動産版と考えるとわかりやすいでしょう。
買取業者に依頼すると、スピーディーな現金化や契約不適合責任の免責といったメリットがあり、手間なく簡単に戸建を売却できます。
一方、デメリットとしては「売却価格が安くやすい」という点があり、少しでも値下げが許せない人はあまりおすすめできません。
スピード重視で、多少安くなってもスムーズに売却したい人場合に、買取を利用するとよいでしょう。
買取を選ぶメリット
戸建住宅を買取業者に売却するときは、以下のようなメリットがあります。
- すぐに現金化できる
- 契約不適合責任が免責される
- 仲介手数料の支払いが不要
すぐに現金化できる
前の項目でも説明しましたが、戸建を買取業者に売却する最大のメリットはすぐに現金化できることです。
仲介で売却する場合は、買主探しなどの売却活動や価格交渉があるため、現金化までに期間がかかってしまいます。
一方、買取業者へ売れば、最短3日で確実に売却できるため「売却できないかもしれない・・・」という心配もなくスムーズに売却できます。
とくに、転勤にあわせた住み替えなど、期限が決まっていて早く戸建を売却したい場合におすすめです。
買取業者への即時買取・買取保証がある点がメリット
不動産の買取業者には、素早く物件を売却できるメリットがあります。
そして、買取業者へ売却する場合も「即時買取」と「買取保証」の2つの契約方式にわけられます。
即時買取は、物件の買取業者と交渉がまとまり次第、すぐに物件の取引がおこなわれます。
最短3日、長くても1週間~1ヵ月以内に売却できるため、すぐに戸建住宅を現金化できます。
そのため、すぐに売却額を手にしたいときに向いている方法です。内覧などの対応も必要ないため、面倒な売却活動も必要ありません。
ただし、売却価格は市場価格と比べると1~3割程度安くなってしまうことが一般的です。
一方の買取保証とは、即時買取と仲介を組み合わせたような仕組みの売却方法です。
即時買取するのではなく、一定期間「仲介」として売却活動をおこない、その期間内に仲介での売却ができない際に、不動産業者に買い取ってもらえます。
もしも、仲介で一般の買主が現れなくても、不動産業者に買い取りを保証してもらえます。
買取保証時における仲介での販売活動がおこなわれる期間は、一般的には3ヵ月がほとんどです。
一度、仲介として売却活動をおこなうため、即時買取に比べると売却までに必要な期間が伸びてしまいます。
契約不適合責任が免責される
仲介で不動産を売却する際は、契約不適合責任が発生します。契約不適合責任とは、売主が売却時に負うべき責任のことです。
民法562条
引き渡された目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるときは、買主は、売主に対し、目的物の修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を請求することができる。ただし、売主は、買主に不相当な負担を課するものでないときは、買主が請求した方法と異なる方法による履行の追完をすることができる。
引用:e-Govポータル、民法562条
契約不適合責任が認められると、売主は買主に対して「契約を解除される」「代金を返却する」必要があります。
つまり、不動産の売却後に建物の瑕疵が見つかった場合、損害賠償を請求される恐れがあることに注意すべきです。
一方、買取業者に依頼する場合は、契約不適合責任は免責されます。
買取の場合は不動産業者が物件の設備や瑕疵を加味した上で購入するので、契約不適合責任を問われることなく、売却後のトラブルを回避できます。
仲介手数料の支払いが不要
仲介で物件を売却する際、仲介手数料を支払うことが一般的です。仲介手数料は以下の式で求められます。
例えば、2,000万円の物件を売却する際は、およそ73万円の手数料が必要です。
一方、買取業者へ売却する際は、買主を探す必要がないため仲介手数料はかかりません。
仲介手数料が必要ないため、査定額そのままの現金を手に入れられます。
買取を選ぶデメリット
前の項目では、戸建を買取業者へ売却する場合のメリットを紹介しました。
しかし、買取業者へ売却する際は「市場価格よりも売却価格が安くなる」ことに注意しましょう。
次の項目から詳しく解説します。
市場価格よりも売却価格が安くなる
買取業者は不動産を購入したあと、リフォーム・リノベーションなどをしてから再度、売却するケースがほとんどです。相場価格通りで買い取ると、出費で赤字になってしまいます。
仲介での売却と比べると、売却価格からリフォーム費用や粗利益などが差し引かれるため、売却価格が安くなるのが一般的です。
そのため、市場価格の相場よりも売却価格が安くなってしまいます。明確なきまりはありませんが、仲介での売却価格と比べると「7~8割程度」になるといわれてます。
【対処法】さまざまな事情に対応できる買取業者へ売却する
買取業者へ戸建をすぐに売却したい人は、以下のような事情があるでしょう。
- 「離婚をきっかけに戸建を手放す・・・」
- 「仕事の急な都合ですぐに売りたい!」
複雑な事情を理由に、戸建をすぐに手放す必要がある人は、弁護士や司法書士と提携している買取業者へ売却へ売却するとよいです。
弁護士などの専門家と提携している不動産業者であれば、適切な法手続きをおこなえるため、スムーズかつ高額で売却できます。
まずは、弁護士や司法書士と提携している買取業者へ相談してみるべきです。
戸建売却で「仲介」を選ぶメリット・デメリット
仲介とは、不動産業者に買主を探してもらい、契約成立までの手続きをサポートしてもらう売却方法です。
買取業者のように売却価格が安くなることは少なく、市場価格と同程度で売れます。
一方、いつ売れるのかわからなかったり、内覧対応の準備が必要になるなどのデメリットがあります。
多少の時間や手間がかかってもなるべく高値で売りたいという場合は、仲介を利用するとよいでしょう。
仲介を選ぶメリット
戸建住宅を仲介業者に売却するときは、以下のようなメリットがあります。
- 市場価格で売れる
- 売り出し価格を自分で決められる
- 買主を選べる
市場価格で売れる
仲介を利用すると、市場価格と同程度の価格で売れるため、買取より売却価格が高くなります。
仲介業者の査定は「およそ3ヶ月以内に売れるであろう価格」を基準としているケースが多く、市場の相場通りに売り出せます。
また、買取だと売却価格から「リフォームして再度売却するための費用」が差し引かれますが、仲介ならそのようなことはありません。リフォーム・転売が目的の購入であっても、その費用は買主の負担です。
ただし、建物の損傷が激しいなどの「訳あり物件」を売る場合、あえて修繕・解体費用分を市場価格から差し引いて売り出すケースもあります。
売り出し価格を自分で決められる
仲介の場合、不動産をいくらで売り出すか売主本人が決められます。仲介業者の査定額はあくまで提案であり、それより高い価格を設定することも可能なのです。
仲介業者の査定額や、購入希望者の値下げ交渉に納得できなければ、売却を取りやめても問題ありません。不動産をいくらで売るかの最終決定権は売主にあります。
なお、売り出し価格は一般的に、本来の市場相場から少し高めに設定します。これは、購入希望者からの値下げ交渉に対して、余裕をもって値下げできるようにするためです。
しかし、なかには売り出し価格通りに売れるケースもあります。売り出し価格を設定することで、市場価格より高く売れる可能性もあるのです。
買主を選べる
仲介では、売り出し価格と同じく「不動産をだれに売却するか」の最終決定権も売主にあります。
購入希望者が複数人いれば、そのなかから「値下げ交渉なし」「現金で一括払い」など条件のよい購入希望者を選ぶことが可能です。
ただし、購入希望者を断るときは注意が必要です。自分が選んだ購入希望者と手続きを進めていくうちに、相手のほうからキャンセルされる場合もあります。
そうなると、売主としては以前に断った購入希望者に「やっぱり買ってくれないか」と声をかけざるをえない可能性があります。
再び売買交渉をもちかけるには、良好な関係を保っておくことが大切です。決定権が売主側にあるからといって、横暴な態度で断らないようにしましょう。
仲介を選ぶデメリット
戸建住宅を仲介業者に売却するときは、以下のようなデメリットがあります。
- 売却まで時間がかかる
- 内覧対応で手間がかかる
売却まで時間がかかる
仲介業者は買主を探すのが役目ですが、そもそも購入希望者が見つからなければ、いつまで経っても売れません。
仲介は売り出してからおよそ3ヶ月程度で売れるのが一般的ですが、場合によっては半年~1年、もしくはそれ以上の時間がかかってしまいます。
売れない期間が続くと、仲介業者から売り出し価格の値下げや建物のリフォームを提案される場合もあり、当初の想定通りに売れないリスクを覚悟する必要があります。
【対処法】「買取保証付き仲介」を利用する
決められた期間で確実に売却したい場合、買取保証付き仲介を利用するとよいでしょう。買取保証付き仲介は、一定期間は仲介で売却活動をおこない、買主が見つけられなかったときに買取へ切り替える売却方法です。
仲介と買取を併用することで最低限の「売却時期」と「売却価格」が決められるので、売却計画を立てやすくなります。
ただし、先に解説した通り買取は価格が安くなるので、どれだけ時間がかかっても売却価格を下げたくない人には向いていない方法です。
なお、買取保証付き仲介を使えるかどうかは不動産業者によるため、依頼前に対応可能か確認しておきましょう。
内覧対応で手間がかかる
仲介の場合、買主は事前に物件を内覧するのが一般的です。内覧希望があれば、売主は日程調整や室内の掃除、立ち会いなどの対応をしなければいけません。
現在住んでいる場合は居住空間に他人をいれることになりますし、すでに引っ越している場合でもホコリや虫の死骸が溜まらないよう定期的な掃除が必要です。
汚い状態のまま内覧対応をおこなうと、見た目の印象が悪いことから購入をキャンセルされるケースもあります。
内覧でよい印象をもってもらうためには、日頃から不動産の手入れをおこなう必要があるため、売主の手間が増えてしまいます。
【対処法】下準備をしてなるべく早く成約までもっていく
内覧は買主が決まるまで繰り返され、物件によっては10件を超える場合もあります。内覧の手間を減らすためには、なるべく少ない回数で買主が決まるよう、下準備を徹底しましょう。
室内だけでなく庭や玄関先までしっかり掃除し、タバコやペットなどの臭いがある場合は消臭をおこないます。
居住中の不動産であれば、洗濯物やゴミ箱を隠すなど、生活感がでないようにすることも大切です。
カーテンを開けたり証明をつけたりして、室内を明るく見せることも有効です。暗い家より明るい家のほうが、購入希望者にとって魅力的に映ります。
住人目線で不動産のアピールポイントをまとめておくのもよいでしょう。周辺施設の情報や駅までの近道など、住んでみないとわかりにくい魅力を紹介することで成約につながりやすくなります。
>>【無料で価格がわかる!】不動産のオンライン一括査定はこちら
【全国対応】戸建買取業者おすすめ5選はここ!
不動産会社によっては特定地域しか対応してない場合もあるため、どの地域でも確実に売るためには、全国対応の不動産業者がおすすめです。
ここからは、全国対応の戸建買取業者のなかから厳選した5社を紹介していきます。
どの買取業者も無料査定・スピード買取が可能なので、まずは気軽に相談してみましょう。
1.株式会社クランピーリアルエステート

社名 | 株式会社クランピーリアルエステート |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル 9F |
売却方式 | 買取 or 仲介 |
対応エリア | 全国対応 |
株式会社クランピーリアルエステートは、買取と仲介の両方に対応している不動産業者です。
もともとは「弁護士や税理士などの士業コンサルティング」をおこなっていた会社なので、法律や税制の面からもアドバイスをもらえます。
戸建買取でも各種専門家と連携しているため、再建築不可などの訳あり物件や、権利関係が複雑な共有不動産であっても、積極的に買い取っています
トラブルを抱えた戸建でも現状のまま買い取ってもらえるので、取り扱いのむずかしい不動産でも安心して相談できる買取業者です。
2.株式会社ランドメイト

社名 | 株式会社ランドメイト |
---|---|
本社所在地 | 兵庫県尼崎市富松町3-39-22 |
売却方式 | 買取 |
対応エリア | 全国対応 |
株式会社ランドメイトは、不動産買取専門の「お住い買取隊」を運営する大阪の不動産業者です。北は北海道から南は愛媛県まで、幅広い地域で買取実績があります。
独自の情報網で不動産価格を調査しており、査定依頼から最短翌日、遅くても1週間以内に買取価格の提示してもらえます。
売却後も売主が住み続けられる「リースバック」にも対応しているため、住居を売りたいけど引っ越しはできないという人にもおすすめです。
3.株式会社カチタス

社名 | 株式会社カチタス |
---|---|
本社所在地 | 群馬県桐生市美原町4-2 |
売却方式 | 買取 |
対応エリア | 全国対応 |
株式会社カチタスは、中古住宅の買取からリフォーム、販売まで一手におこなう中古住宅再生事業をおこなっています。
年間販売個数は約4000戸以上で、全国に100以上の店舗をもつ大手買取業者です。
戸建の再生に豊富な実績があるため、劣化が激しく他社では売れないような築古物件でも、スムーズに買い取ってもらえます。
4.ミサワホーム株式会社

社名 | ミサワホーム株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル |
売却方式 | 買取 or 仲介 |
対応エリア | 全国対応 |
ハウスメーカーとして有名なミサワホームも、中古戸建の買取に対応しています。
大手住宅メーカーと協力して立ち上げたブランド「スムストック」では、独自の査定基準で良質な中古物件を認定しており、他社では価格の付きにくい築古物件でも高額で売却が可能です。
また、ミサワホームで建てた戸建なら工法や構造、メンテナンス方法などを熟知しているので、査定から現金化までスムーズに売却手続きを進めることができます。
5.株式会社リアルエステート

社名 | 株式会社リアルエステート |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区本町2丁目6番10号 本町センタービル7F |
売却方式 | 買取 |
対応エリア | 全国対応 |
株式会社リアルエステートは、大阪と東京に拠点を置く不動産業者です。
不動産賃貸管理やリフォーム、土地相続など、不動産に関する多種多様なニーズに対応する「総合コンサルカンパニー」を標榜しています。
「住宅ローンの支払いが終わっていない」「売却したいけどその後の住居確保が不安」といった悩みにも適切なアドバイスが可能であり、困っていることはなんでも相談できる不動産業者です。
戸建を高く売却するためコツ
買取業者を利用すれば、戸建住宅をスムーズに売却できます。
しかし、買取業者への売却だと市場価格よりも安くなってしまうデメリットがあります。
そこで、実際に買取業者へ戸建住宅を売却する際は、以下のコツを抑えてみましょう。
- 買取査定額の高い業者を選ぶ
- 買取価格の交渉に応じてくれる業者を選ぶ
- 販売実績の豊富な業者を選ぶ
- 市場価格の相場を調べておく
- きれいに掃除しておく
以下の項目から、売却時のコツについて詳しく見ていきましょう。
1.できるだけたくさんの査定をとってみる
絶対外せないのが、できるだけたくさんの業者から査定をとってもらうということです。
買取業者に戸建住宅の売却査定を依頼すると、買取可能な売却額を提示されます。この「買取可能な売却額」そのままで買い取ってもらえることを意味します。
ですので、できるだけ高い査定額を提示してくれる不動産業者を選ぶとよいでしょう。
また、業者によってノウハウや抱えている顧客(転売先)が異なので、査定額はかなり異なるはずです(実際に査定をとってもらうとわかるでしょう)。
ですから、できるだけ複数の業者に査定をとってもらうことで、納得のいく価格をつけてくれる業者と出会える確率も上がります。
ですので、複数の業者へ見積もり依頼をするために一括査定サイトの利用をおすすめします。
一括査定サイトを利用すれば、複数の業者から査定結果を確認できるので、査定額の比較が簡単です。
一括査定サイトを利用して、より高い査定額を提示する不動産業者へ売却の相談するとよいでしょう。
>>【全国の不動産会社で一括査定】無料で家の価格を調べてみる!
2.価格交渉は遠慮せずに行う
見積依頼をして得られた査定結果が、想定していた価格や市場価格とかけ離れていた場合、買取価格の値上げを交渉してみましょう。
買取業者の担当者が親身になって話を聞いてくれる場合は、交渉に応じてくれるかもしれません。
交渉に応じてくれる場合は、その業者に依頼することで戸建住宅を高く売却できるでしょう。
3.販売実績の豊富な業者を選ぶ
販売実績が豊富な業者はそれだけ買取の資金力が豊富にあり、実績にもとづいた不動産売買のノウハウを蓄積しているため、高額買取が期待できます。
とくに、売却予定の不動産が所在するエリアで買取実績が多い業者は、地域の特性も知り尽くしているので信頼できます。
自社の実績に自信がある業者はホームページなどで公開しているので、どんな物件をメインに取り扱っているか、いくらぐらいで買い取っているののかチェックしてみましょう。
4.市場価格の相場を調べておく
買取業者の査定額を鵜呑みにしないよう、自分で市場価格の相場を把握しておきましょう。
市場価格は、不動産情報サイトで近隣の物件価格をチェックするのが手っ取り早い方法です。
ただし、売り出し価格は値下げ交渉を前提に高めの設定になっている場合が多いので、そこから1割程度低く見るとよいでしょう。
また、買取価格は市場価格の7~8割程度になるのが一般的なので、最終的には市場価格の6~7割程度と考えれば、おおよその買取価格相場を把握できます。
5.きれいに掃除しておく
見た目の汚い不動産よりきれいな不動産のほうが高く売れやすいのは、買取業者であっても同じです。
清掃を入念におこない、目立ちやすい玄関や水回りの汚れを取り除くことで、買取業者の担当者も「大切に使われた家だ」という印象をもちます。
内覧の項目でも「よい印象をもたせること」の大切さに触れましたが、相手が不動産の専門家であっても同じなので、査定を依頼したときは気持ちのよい対応をするよう心がけましょう。
仲介売却より買取が向いている戸建の特徴
これまで説明した通り、買取業者はマイナス要素を抱えている物件をメインに取り扱っています。
以下のような特徴があれば、買取業者への依頼が向いている戸建といえます。
- 築年数が古い
- 「既存不適格物件」である
- 「訳あり物件・事故物件」である
以下の項目から、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
築年数が古い
築年数が古い物件を売却する際は、買取業者への売却がおすすめです。
買取業者は、リフォーム・リノベーションの実施を前提としているため、建物の値段が売却価格に影響することはほとんどありません。
とくに、築年数が20年を超える場合は、建物の価値がほとんどなくなるといわれてます。
なお、築年数が古い物件を仲介で売却すると、契約不適合責任に問われる恐れがあります。
これらのことから築年数が古い物件は買取業者に売却するとよいです。
「既存不適格物件」である
既存不適格物件とは、建築時には適法であったが、法改定によって現行法に適合しなくなった物件のことです。
建築基準法や都市計画法、消防法などを法改定によって遵守できなくなった物件が既存不適格物件です。
例えば「建築時は適法だったが、法改定によって建ぺい率が守れていない物件」は既存不適格物件となります。
買取業者は古い物件でもリフォーム・リノベーションすることで売却できるため、既存不適格物件だったとしても、買い取ってもらえます。
「訳あり物件・事故物件」である
訳あり物件や事故物件でも、買取業者への売却をおすすめします。
不動産業者へ仲介依頼しても、訳あり物件や事故物件の買主はなかなかあらわれません。
一方で、買取業者へ依頼すれば、一般の売主を探す必要もないため、売却をスムーズに進められます。
とくに、訳あり物件や事故物件を専門に取り扱っている買取業者もあります。もし所有する戸建が訳あり物件や事故物件である場合は、買取業者への売却を検討するとよいでしょう。
まとめ
戸建を売却する方法は「仲介」と「買取」に大きくわけられます。
買取の場合は、不動産業者に直接売却できるため、すぐに物件を現金化できます。
一方、仲介の場合は、不動産業者が一般の買主を探すため、時間はかかりますが相場に近い値段で売却可能です。
戸建を高く売却するためには「買取査定額が高い」「買取価格の交渉に応じてくれる」買取業者を選ぶとよいでしょう。
とくに、以下のような場合であれば買取業者への依頼が向いています。
- 築年数が古い
- 既存不適格物件である
- 「訳あり物件・事故物件」である
これらのことを抑えることで、戸建をより高値で売却できます。
>>【無料で価格がわかる!】不動産のオンライン一括査定はこちら
戸建を売る際によくある質問
-
戸建を売る時の「仲介」と「買取」の違いは?
買取の場合は、不動産業者に直接売却できるため、すぐに物件を現金化できます。一方、仲介の場合は、不動産業者が一般の買主を探すため、時間はかかりますが相場に近い値段で売却可能です。
-
物件の買取にはどんな種類がある?
買取には「即時買取」「買取保証」の2種類があります。即時買取は最短3日で物件を現金化できるメリットがあります。買取保証は即時買取と仲介を組み合わせたような仕組みです。一定期間「仲介」として売却活動をおこない、その期間内に仲介での売却ができない際に、不動産会社へ売却できる方法です。
-
買取業者に売る際のメリットを知りたい!
メリットとしては「すぐに現金化できる」「契約不適合責任が免責される」「仲介手数料の支払いが不要」のようなものがあげられます。とくに、素早く現金化できることが一番のメリットです。
-
買取業者に売る際のデメリットは?
デメリットとして「市場価格よりも売却価格が安くなる」「新築や築浅だとさらに売却価格の減少幅が大きくなる」といったものがあげられます。仲介と比べると、売却価格が安くなってしまうことに注意が必要です。
-
どのような場合、戸建を買取業者へ売った方がよいですか?
買取業者へ依頼すべきなのは、マイナス要素を抱えている物件です。築年数が古かったり、既存不適格物件であれば、仲介業者に依頼するよりも高値で売却できます。