共有持分の買取相場はどれくらい?高値で売れる7つの条件を解説

共有持分 買取 相場_1

共有持分の売却を検討するとき、まず気になるのが買取相場ではないでしょうか。どれくらいの金額で買取してもらえるのか、あらかじめ相場を知っておきたいものです。

買取相場を知っておくことで、業者に安値で買い叩かれることを防げます。

結論からいうと、共有持分の買取相場は通常の不動産価格から50%ほどまで下がる恐れがあります。

なぜなら、第三者が共有持分だけ取得しても、不動産の使用や管理に実質的な制限があるからです。

共有持分をなるべく高く、スピーディーに売却したいときは、共有持分専門の買取業者に相談しましょう。共有持分を取り扱うノウハウがあるので、高額買取が期待できます。

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この記事のポイント

  • 共有持分の買取価格相場は「共有不動産全体の価格×持分割合×1/2」。
  • 持分割合が大きい場合や、立地条件のよい物件の共有持分は高値で売れやすい。
  • より高く売るためには、実績のある買取業者を2つ以上見つけて相見積もりを取るとよい。

共有持分の買取価格相場は「共有不動産全体の価格×持分割合×1/2」

まずは一番気になる共有持分の買取価格相場から解説していきます。

仮に3,000万円の共有不動産があり、持分1/3だったとします。

シンプルに考えると3,000万円の1/3である1,000万円が買取価格になりそうですね。

しかし共有持分の売却では1,000万円にはならず、半額程度まで価値が下がってしまいます。

自身のケースで買取価格相場を知りたいときは、以下の計算式に当てはめてみてください。

「共有不動産全体の価格×持分割合×1/2」

先ほどの例をこの計算式に当てはめると「3,000万円×1/3×1/2」となり、買取価格相場は500万円程度となります。

共有持分 3分の1

「なぜここまで下がってしまうの?」と思ったのではないでしょうか。

続いては半額程度まで安くなる理由を解説していきます。

共有持分は通常の不動産売却価格の50%程度安くなる

共有持分は通常の不動産の50%ほどの価値になってしまいます。

それは共有持分の需要が低いこと、買取業者が買い取り後に他共有者とのやり取りやトラブル解消にお金も時間もかかることなどが原因となっています。

需要が低い理由は想像できることでしょう。共有持分を買っても他に共有者がいるため住むことができませんし、リフォームや売却も自由にできません。

せっかく手に入れた不動産を自由に扱えないのですから、わざわざ共有持分を買いたいと思う人は少ないでしょう。

不動産に限らず人気がないものや需要が少ないものは価格が安くなる傾向があります。

需要が低い共有持分も例にもれず、通常の不動産の50%ほどの価値になってしまうのです。

共有持分は専門の買取業者に売却するのがおすすめ

共有持分が通常の不動産売却価格よりも安くなる理由を考えていると、買い叩かれている気がして売却できないと感じてしまうかもしれません。

確かに通常の市場で共有持分を売るのは難しいでしょう。

通常の市場は「結婚したので家を買いたい」「家族が増えたので今より大きい家を買いたい」などと考えている人が多いからです。

このような人たちが自由に扱えない共有持分を買うはずがありません。

そこで共有持分の売却は専門の買取業者に売却するのがおすすめです。

不動産業者には仲介業者と買取業者があります。

この2つの違いは以下のようになります。

仲介業者とは?
売主・買主・仲介業者の三者が売買に関わる。
仲介業者は売主から依頼された不動産の買主を探し、不動産売買の仲介をする。
買取業者とは?
売主と買取業者の二者が売買に関わる。
買主を探すのではなく、買取業者が売主の不動産を買取る。
仲介と買取の違い

通常の市場では仲介が主流のため、不動産売買と聞くと仲介業者を想像するかもしれません。

しかし共有持分の場合は仲介を依頼しても買主を見つけるのは難しく、売却までに時間がかかってしまいます。

買主を見つけるために価格もどんどん下げなければいけません。

一方、買取業者のなかでも共有持分専門の買取業者への売却なら、買主を見つける時間がかかりませんし価格をどんどん下げる必要もありません。

買取から支払いまでがスピーディーでトラブルのない売却をサポートしてくれるので多くの方が選択しています。

トラブルが多いと言われる共有持分をプロに買取ってもらえるなら安心ですが、専門買取業者を選ぶ際には以下のポイントを押さえることが大切です。

共有持分の買取業者を選ぶポイント
  1. 買取実績を公開している
  2. 利用者からの評判が良い
  3. 弁護士・司法書士・税理士とのネットワークがある

共有持分の売却は何度も経験することではないため、業者の選び方が分からないという方もいるかもしれません。

上記のポイントは漏れなくチェックするようにします。

まず買取実績をホームページなどで公開している業者を選びます。口コミや評判は「業者名 評判」などとインターネットで検索すると見ることができるので、依頼前には必ずチェックしましょう。

他共有者とのトラブルが起こらないよう進めるためにも、弁護士や司法書士などとのネットワークがある専門買取業者が安心です。

万が一トラブルが発生した場合そこから弁護士を探すと手間も時間もかかってしまいますが、ネットワークがあればこれらを省いてすぐに対応してもらえます。

そもそもの不動産価格を知る方法

共有持分の相場価格を知るには、そもそもの不動産価格を知っておかなければいけません。

共有不動産全体の価格が分からないと、前述した計算式に当てはめることもできないからです。

「共有不動産全体の価格×持分割合×1/2」

不動産価格を調べる方法は主に以下の2つがあります。

不動産価格を調べる2つの方法
  1. 実際の売買取引価格から導き出す
  2. 専門買取業者に相見積もりを取る

それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

実際の売買取引価格から導き出す

ひとつめは、実際の売買取引価格から導き出す方法です。

売りたい不動産によく似た条件の不動産が、実際にどれくらいの売買取引価格だったのかを調べます。

実際の売買取引価格を調べるには「レインズマーケットインフォメーション」を利用するとよいでしょう。

レインズマーケットインフォメーションは国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理しており、実際に売買された価格情報を検索できるサイトです。

地域や建物種別(戸建て・マンション)、築年数や間取り、成約時期などの項目で絞りこむことができます。

参照:レインズマーケットインフォメーション

売りたい物件と似た条件の不動産がどれくらいの価格で売買されているのかを知ることができれば、先ほどの計算式に当てはめておおまかな買取価格を予測できます。

一番早く買取相場を知りたいなら専門の買取業者に査定を依頼する

レインズマーケットインフォメーションを利用すればおおまかな買取価格を予測できますが、確実な金額というわけではありません。

あくまで過去の売買取引価格なので共有持分の買取価格ではありませんし、細かな条件が異なる可能性もあります。

そこで、一番早く買取相場を知る方法として専門買取業者に査定を依頼する方法があります。

共有持分の買取相場の基本は通常の不動産の売却価格より50%程度と解説しました。

しかし買取業者によってその価格はさまざまです。

共有持分の買取後に利益を上げることができる業者なら高値をつけてくれる可能性もありますし、逆に上手に活用できそうにないと判断した業者なら安値をつけられる可能性もあります。

どの買取業者に依頼するかで価格は変わるため、共有持分の買取価格を知りたい場合は専門買取業者に査定してもらうのが一番早く確実な方法です。

共有持分の売却事例

共有持分の買取相場が気になっている方は、売却事例を知ることで具体的なイメージを持ちやすいのではないでしょうか。

不動産の売買では立地や間取り、築年数などが価格に影響しますが、共有持分の場合は共有者の人数や他共有者が売却に同意しているかなども影響します。

同じような条件の共有持分であっても、他共有者とのトラブルを抱えている共有持分なら買取価格は安くなりますし、トラブルがなく共有者の人数が少ないとなると買取価格は高くなります。

ここで、実際の売却事例を見ておきましょう。

事例①一戸建ての持分1/4を470万円で売却

交流のない親戚と一軒家を共有していたAさんのケース。

持分1/4を所有し、まったく使っていないのに固定資産税だけを支払い続けていました。

物件価格1,880万円の共有持分1/4だけを売却し、470万円で買取してもらえました。

4分の1持分

共有持分の売却では必ず通常価格の50%安くなるというわけではなく、このようにシンプルに1,880万円÷4=470万円で買取してもらえるケースもあります。

事例②マンションの持分1/2を1500万円で売却

離婚して以前住んでいたマンションが不要になったBさんのケースです。

物件価格3,240万円の共有持分1/2だけを売却し、1,500万円で買取してもらえました。

2分の1持分

物件全体を売ったほうが手元に残るお金は多くなると説明も受けたうえで、持分のみの売却を選択したそうです。

夫と関わらず売却でき、手元に残るお金を増やす方法も提案されたうえで選択ができたのでとても満足しているそうです。

事例③持分不明の駐車場を330万円で売却

代々相続してきた土地を所有するCさんのケースです。

相続を繰り返す間に共有人の数が増え過ぎてしまい、共有人が誰なのか、自分の持分がどれだけあるのかも分からない状態でした。

権利関係を調べることからのスタートでしたが、弁護士を紹介してもらえたことでスムーズに調べることができ持分を330万円で買取してもらえました。

駐車場持分

相場よりも高く売却できる7つの条件

共有持分に関わらずですが、不動産には価値が高いものと低いものがあります。

不動産は流動性の高いもの(=売買がしやすいもの)ほど価値が高いと判断され、高値で取引される傾向があるのです。

たとえば田舎にある新築の一軒家よりも、東京23区内にある築50年の家の方が「価値が高い」と判断されることもあります。

以下のポイントに該当している物件ほど、相場よりも高く買取ってもらえる可能性が高くなります。

相場よりも高く売却できる7つの条件
  1. 不動産の立地条件がよい
  2. 自分の持分が多い
  3. 共有者の人数が少ない
  4. 土地と建物の共有名義人が同じ
  5. 住宅ローンを完済している
  6. 隣の土地との境界が確定している
  7. 共有名義の物件に住んでいる共有者がいない

1つでも該当していれば、買取業者の無料査定を利用して売却価格を知っておくことをおすすめします。

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条件①不動産の立地条件がよいと買取価格が高い

不動産売却でもっとも重視されるのは立地条件です。

一般的には駅やバス停から近い、商業施設が近くにある、日当たりがよいなどの条件が揃うと共有持分の買取でも価格は高くなります。

この点は通常の不動産と変わらず、査定の際の重要なポイントです。

人の住み変わりが多いエリアほど価値がある

こちらも共有持分に限らず不動産全般に言えることですが、人の住み変わりが多いエリアほど価値があります。

人の住み変わりが多いということは不動産の売買が活発におこなわれているということです。

買取業者が買取後に売れなくて困るという事態を避けられるため、査定の際に価値があると判断されるポイントとなります。

条件②自分の持分が多いと買取価格が高い

共有不動産の持分が多いと買取価格は高くなります。

例えば3,000万円の共有不動産を3人で共有している場合、持分が1/3よりも2/3の方が買取価格は高いです。

これは単純に持分の割合が多いからということもありますが、それだけでなく権利の面で有利な点が増えるというのも理由です。

共有不動産を丸ごと売却するには持分の多い少ないは関係なく、共有者全員の同意が必要です。

しかし何をするにも共有者全員の同意が必要というわけではなく、共有持分を50%以上持っていると共有不動産の使用方法の決定や賃貸借契約の締結・解除ができるようになります。

他の共有者が反対していてもできるのです。

このように持分割合が多いと単独でできることが増えるため、買取価格は高くなります。

他の共有者から持分を買取ってから売却するのも一つの手

自分の持分が多いほど買取価格は高くなりますから、売却前に他の共有者から持分を買い取っておくのも一つの手です。

他の共有者の持分をすべて買取り、単独名義の不動産にしてから売却すれば通常の不動産と同様なので市場価格で売却できます。

他の共有者の持分をすべて買取ることができなくても、持分割合を増やして50%以上にするだけでも効果はあります。

条件③共有者の人数が少ないと買取価格が高い

専門買取業者は共有持分の買取後、共有不動産全体を売却して利益を出します。

最終的に共有不動産全体を売却するためにまずは共有持分のみを買取るのです。

いずれ共有者全員の同意を得て売却するなら、共有者の人数は少ないに越したことはありません。

買取り後にやり取りをしなければいけない共有者が多いと、やりとりに手間がかかり反対されるリスクも高くなるからです。

そのため共有者の人数が少ないと買取価格が高くなる傾向があります。

条件④土地と建物の共有名義人が同じだと買取価格が高い

土地と建物はそれぞれに名義人がいます。

共有持分の割合

例えば土地の名義人がAさんとBさんで、そこに建つ建物の名義人もAさんとBさんであれば買取価格は高くなります。

共有持分の割合
しかし遺産分割の内容によっては、土地の名義人はAさんとBさん、建物の名義人はBさんとCさんというケースもあるのです。

土地と建物の名義人が揃っていないと買取後の扱いが難しくなるため、買取価格は安くなります。

条件⑤住宅ローンを完済していると買取価格が高い

住宅ローンを完済しているかどうかも査定価格が上がるポイントです。

相続した不動産であれば住宅ローンが残っているケースは少ないかもしれませんが、夫婦共同で購入した共有不動産では住宅ローンを完済していないケースがあります。

住宅ローンが残っている状態では債権者(ローンを借り入れいてる金融機関)の許可がないと売却はできません。

共有持分に抵当権が設定されているからです。

仮に債権者が売却を許可したとしても、住宅ローンの滞納などにより共有持分を差押さえられるリスクがあるため、買取価格は安くなってしまいます。

条件⑥隣の土地との境界が確定していると買取価格が高い

土地の共有持分を売却する場合、隣の土地との境界が確定していると買取価格が高くなります。

隣の土地との境界が確定されているとトラブルが起こりにくいからです。

反対に隣の土地との境界が確定していないと境界を超えている・超えていないとトラブルになるリスクがあるため買取価格は安くなります。

土地の境界線を確認するには登記事項証明書を取り寄せたり、測量士に依頼する必要がありますが、これらも買取業者に査定依頼をすれば無料でおこなってくれます。

条件⑦共有名義不動産に住んでいる共有者がいないと買取価格が高い

共有名義不動産に共有者のうちの誰かが住んでいるケースがあります。

たとえば、親が亡くなるまで同居して介護していたが、親が亡くなった後もそのまま住み続けている…といった場合

誰かが住んでいる共有不動産はより扱いが難しくなるのは想像できますね。

住んでいるその人も所有者の1人なので出て行ってくれと言うことはできません。

しかしこのままでは買取業者は利益を上げることができたいため、住んでいる共有者に粘り強く買取交渉を続けます。

それでも交渉に応じてもらえないなら訴訟へと発展することもあります。

こうなると時間も労力もかかってしまうため、他共有者が住んでいない方が買取価格は高くなるのです。

共有持分買取業者に相場以上で買取ってもらうためのコツ

前述した査定価格が上がるポイントは、高く買取ってもらいたくてもどうしようもない部分も含まれています。

けれど相場以上で買取ってもらうためにできるコツが3つあります。

共有持分買取業者に相場以上で買取ってもらうコツ
  • 実績のある買取業者を2つ以上見つける
  • 相見積もりを取る
  • 持分を売却したい共有者と一緒に売る

コツを知ることで少しでも高値で売却できるかもしれません。しっかりと理解しておきましょう。

コツ①実績のある買取業者を2つ以上見つける

買取を依頼するにはまず買取業者を見つけなければいけません。

しかし1社だけを見て依頼先を決めるのではなく、実績のある買取業者を2社以上は見つけましょう。

例えば相続で所有することになった共有持分を売却したいのなら、実績のある買取業者を2社以上見つけ、さらにその中から相続物件を得意としている買取業者に依頼するべきです。

相続物件に強い買取業者なら相続に関するトラブル解決にも慣れているため、買取価格を低くする理由がありません。

けれど相続物件に慣れていない業者だとトラブル対応に時間やお金がかかることを想定し、買取価格を下げられる可能性もあります。

実績のある買取業者を2社以上見つけ、さらにその中から自身のニーズに合う業者に絞り込めば相場以上の買取価格に近づけます。

>>高く買取ってくれる共有持分専門の買取業者おすすめ16選!

コツ②相見積もりを取る

買い物やサービスの利用で相見積もりを取ると価格競争をしてくれます。

その結果、お得さを実感したことがある方も多いのではないでしょうか。

共有持分の買取でも相見積もりを取りましょう。

依頼したい買取業者が見つかったとしても、相見積もりを取ったうえで最終的に判断します。

依頼するには買取業者との相性、担当者との相性も大切です。しかし相場以上の価格で買取ってもらえるかも大切です。

依頼したいと思える買取業者が見つかり依頼の決心がついていたとしても、あえて相見積もりを取ることでもともとの査定価格より高くなるかもしれません。

コツ③持分を売却したい共有者と一緒に売る

前述の査定価格が上がるポイントでも解説したように、「自分の持分が多い」「共有者の人数が少ない」共有持分は査定価格が上がります。

これらの査定ポイントをクリアするために他の共有者と一緒に売るのも有効です。

例えば3人で持分1/3ずつ共有しているなら、1人で売却するのではなく他の共有者にも声をかけます。

仮に2人で売却することになったら、買主は持分2/3を手にすることになりますし共有者の人数も他1人となります。

同時に「自分の持分が多い」と「共有者の人数が少ない」の査定ポイントをクリアできます。

不動産の買取価格をもっとも高くするなら1/1で売却する

不動産の買取価格は1/1がもっとも高くなります。

しかし共有者全員で売却ができないということであれば、他の共有者から持分を全て買取り、持分を1/1つまり共有ではなく1人で所有している不動産にすると買取価格はもっとも高くなります。

まとめ

共有持分を売却したいと考えると、買取相場はどれくらいなのかが気になるものです。

売却事例と併せて解説しましたがイメージは掴めたでしょうか。

まだ検討の初期段階ということであれば以下の計算式に当てはめて自身のケースを考えてみましょう。

「共有不動産全体の価格×持分割合×1/2」

より検討段階が進んでいる、もしくは手っ取り早く査定価格を知りたいということであれば買取業者へ相見積もりを取りましょう。

相見積もりは無料ですし、売却を依頼するものではないので試しにお願いしてみるという程度でもよいかもしれません。

共有持分の買取相場に関するFAQ

  • そもそも、共有持分とはどんなもの?

    共有持分とは、共有不動産における「共有者ごとの所有権割合」を表したものです。相続時や、共同出資で不動産を購入したときなど、複数人で不動産を所有するときに発生します。

  • 共有持分の買取相場ってどのくらい?

    個々の条件で大きく変わりますが、一般的には「通常不動産の半額程度」とされています。ただし、業者によって大きく差があり、実績豊富な共有持分専門の買取業者なら通常不動産に近い価格での買い取ってもらえるケースもあります。

  • 共有持分の売却にはどれくらいの費用がかかりますか?

    収入印紙代と抵当権抹消費用で4~7万円ほどかかります。住所変更登記が必要であればさらに2万円ほどかかります。買取業者への売却であれば仲介手数料はかかりません。

  • 遺産分割協議が終わっていない共有持分も買取ってもらえますか?

    遺産分割協議が終わっていないと買取はできません。遺産分割協議が終わり相続登記も済めば買取できます。

  • 買取業者を選ぶときのポイントは?

    査定価格や実績、口コミなどをチェックすることが大切です。また、弁護士と連携しているところなら、権利関係の調整や法的トラブルのサポートも可能であり、安心して相談できます。→【弁護士と連携!】共有持分の無料査定はこちら