汚い家の売却価格はどうなる?清掃の必要性と高く売るためのコツ

汚い家 売却

「家を売却したいけど汚いから高く売れないかもしれない」と考えている人は多いのではないでしょうか?

じつは、汚い家でも売却価格を落とさずに、正しい対策をすることで売りやすくすることは可能です。

業者に清掃を依頼したり、劣化部分の修繕をおこなったりすることで、高値で売れやすくなります。

また、訳あり物件専門の買取業者に依頼すれば、汚い状態のままでも高額・スピード買取をしてくれます。

まずは無料査定を利用して、売却に向けたアドバイスを聞いてみましょう

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この記事のポイント

  • 汚いままでも売却はできるが、清掃すれば売却先が増える。
  • リフォームは損することもあるので慎重な検討が必要。
  • 内覧を受けるときは見た目の印象も大切。

目次

汚い家だと売却価格は下がる?

「家が汚いと売却価格に影響する」と考える人も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか?

じつは、売却を依頼する不動産業者の種類によって、売却価格に影響があるかどうかが変わります。

まずは、不動産業者の種類によって異なる「汚い家の売却価格」について解説します。

買取業者に依頼すれば家が汚くても売却価格はほとんど下がらない

不動産業者のなかでも買取業者、とくに「訳あり物件」などを扱う業者に買取を依頼すれば、家が汚くても売却価格はほとんど下がりません。

買取業者は汚い家も現状のまま買い取るので、自分が清掃をおこなう費用も手間も必要ないのです。

買取業者なら汚い家でも売却価格が下がらない理由は、不動産の専門家なら家の綺麗な状態を想像して査定を決められるからです。

汚れやゴミなどで一時的に家が汚くなっていても、売買契約の成立後に買取業者や関連業者で清掃をおこない、綺麗な状態に戻せます。

買取業者に買取依頼をする場合は、自分で清掃をしても査定価格がほとんど変わらないため、その分の費用がむしろ無駄になってしまうかもしれません。

買取業者は元々の買取価格が低くなりやすい点に注意

汚い家でも価格に影響のない買取業者ですが、もともとの価格設定が仲介より低い傾向にある点には注意しましょう。

買取業者のビジネスモデルは、買い取った物件を再生・再販することなので、その過程で発生するコストが査定に影響します。

物件にもよりますが、仲介で売ったときより2~5割ほど安くなる可能性があります。

なるべく高く売るには、先述した通り訳あり物件を専門に取り扱う買取業者がおすすめです。汚い家の取り扱いに慣れているため、再生・再販コストを抑えることが可能で、買取価格も高くなります。

仲介業者に頼むと清掃費用の分だけ値下がりする可能性がある

仲介業者を利用した場合、家が汚いと売却価格が下がることがあります。

仲介業者を利用は買主と売主の取引をつなぐ役割しかしないので、実際に購入するのは不動産会社ではなく一般の人がほとんどです。

不動産の専門家ではないため「家の綺麗な状態」を想像するのは難しく、現状の印象で買うか買わないかを決めます。家が汚ければ印象は悪くなり、需要が下がってしまうのです。

また、仲介業者が清掃の手配をする代わりに査定価格から清掃代が引かれたり、購入希望者のほうから値下げ交渉を申し込まれることもあるでしょう。

清掃業者の費用相場

清掃業者に依頼した場合、いくらくらいの費用がかかるのでしょうか?

清掃業者はハウスクリーニング業者と違い、不用品回収や遺品整理など請け負うサービスが幅広いため、価格もそれなりに高くなります。

下記は、全国チェーンの不用品回収専門業者「片付け堂」が公開しているゴミ屋敷の片付け費用目安です。

間取り 作業人数 時間 費用目安
1K・1R 2人 1~2時間 3万5,000円~
1DK 2人 2~3時間 5万5,000円~
1LDK 3人 2~4時間 8万円~
2DK 3人 3~5時間 10万円~
2LDK 4人 2~6時間 14万円~
3DK 4人 2~7時間 16万円~
3LDK 4人 5~8時間 18万円~
4DK 5人 5~9時間 20万円~
4LDK 5人 8~10時間 22万円~

参照:片付け堂「ゴミ屋敷の片付け費用はどれぐらい?基本・オプションサービスの内容・料金相場・事例」

上記は間取りごとの料金ですが、トラックの積載量で決めるケースも一般的です。軽トラックで3~4万円程度、2トントラックで5万〜8万円程度といった価格設定になります。

実際の費用は個別のケースによるため、正確に知りたい場合は清掃業者に見積もりを依頼しましょう。

汚い家を売るなら仲介・買取どちらにすべき?

買取と仲介について紹介しましたが、結局のところ、汚い家を売るならどちらを選ぶべきなのでしょうか?

基準は、自分が何を重要視するかによって異なります。結論からいえば、売却に手間をかけたくない場合は買取業者、少しでも高く売りたい場合は仲介業者がおすすめです。

手間なくスピーディーの売りたいなら買取業者

買取業者のメリットは、とにかくスピーディーな売却が可能な点です。不動産業者が買主になるため、査定に納得さえできれば、最短数日で現金化できます。

また、仲介だと売主に「契約不適合責任」が発生しますが、不動産業者が買主になる場合は免除されます。

契約不適合責任とは?
売却物の品質や数量などが契約内容と合わないとき、売主が負うべき責任範囲を定めたもの。売主の責任が認められると、代金減額や追完(修繕など)、契約解除や損害賠償を請求される。

「とにかく早く手放したい」「面倒なトラブルに巻き込まれたくない」と考えるのであれば、買取業者に依頼しましょう。

少しでも高く売りたいなら仲介業者

先述の通り、買取は仲介より価格が低くなるのが一般的です。そのため、高値で売る可能性を捨てたくないなら、仲介業者に相談することをおすすめします。

仲介で高く売る場合、家の清掃はほぼ必須になりますが、仲介業者によってはお得に依頼できる清掃業者を紹介してもらえるかもしれません。

ただし、清掃業者の費用が高くなると、買取業者に依頼したときとトータルの利益が変わらない場合もあります。

清掃業者の見積もりを取るとともに、可能であれば買取業者の無料査定も受けてみると良いでしょう。

家が汚くても売却価格に影響がなければ清掃はいらない?

仲介業者を利用せず、買取業者へ売却する際には家が汚くても売却価格へは影響がないと解説しました。

では、売却価格に影響がないのであれば、家が汚くても清掃は必要ないのでしょうか?

汚い家の売却にあたって清掃が必要かどうかは「コストに見合った利益があるのか」を考える必要があります。

売却価格に直接影響がない場合でも、清掃やリフォームをするかどうかは、費用対効果を考えつつ検討することが大切です。

清掃することで売却先が増える

売却価格に直接的な影響がない場合でも清掃するメリットとして、「買い取ってくれる業者が増える」ということがあげられます。

ひとくちに買取業者といっても、さまざまな業者があります。なかには「汚い家は取り扱いたくない」という買取業者もあるでしょう。

しかし、汚い家を清掃しておけば、買取業者にとっても売り出しやすい「優良物件」になります。買取をしてくれる業者も増えるでしょう。

ただし、すでに伝えたとおり「訳あり物件」などを取り扱う買取業者であれば、汚い家でも買取価格は下がらず、現状のままで買い取ります。

自分で清掃をおこなうのは、一度複数の買取業者に査定をしてもらい、どの買取業者でも値段がつかなかったときに検討するのがよいでしょう。

リフォームやハウスクリーニングは損する可能性がある

清掃はするのに越したことはないのですが、リフォームやハウスクリーニングは逆に損をする可能性があります。

とくに、リフォームは数百万円単位の金額がかかる上に、リフォームしたからといって必ず売却できるわけではないので注意が必要です。

買主としては「リフォームするのであれば自分自身で好きなようにやりたかった」という人も多いため、下手に自分で手を加えた結果、買主が見つかりにくくなる恐れがあります。

費用対効果の面でいえば、汚い家の売却時にリフォームすることはおすすめしません。

汚い家の売却価格を少しでも上げるためにやるべきこと

仲介業者を利用する場合でも、下記のような工夫をするだけでも売却価格を上げることが可能です。

  • 内覧前に清掃をする
  • 破損や劣化部分の修繕
  • 周辺相場の調査
  • 不動産会社の比較

上記の工夫をおこなうことで、売却価格を上げられる可能性が高いです。

内覧前に清掃をする

清掃は、購入希望者が直接家を見に来る内覧の前におこなうのが大切です。まずは内覧の時点で物件を気に入ってもらう必要があります。

そのため、査定価格と同じかそれ以上に、購入希望者に「綺麗でよい家」という印象を与えることが大切です。

優先的に清掃する場所を知ることが大切

内覧前に清掃をするといっても、適当に清掃すればよいというわけではありません。購入希望者の印象をよくして売却価格を少しでも上げるためにも、優先的に清掃する場所を知っておきましょう。

優先的に清掃すべき場所は、下記の4箇所です。

  • 玄関
  • キッチンやトイレなどの水回り
  • リビングやベランダ
  • その他の共用部分
玄関

玄関は、家のなかで内覧者が一番はじめに目にする場所です。玄関が清掃されていないと第一印象が悪くなり、購入する意欲も下がってしまうため、優先的に清掃しましょう。

靴を棚に片付けたり、床を吹き上げるだけでも印象は大きく変わります。

キッチンやトイレなどの水回り

キッチンやトイレなどの水回りも優先して清掃をおこないましょう。水回りはカビなども発生しやすく、内覧者に不快感を与えてしまう可能性があります。

また、普段から料理をする人であれば水回りの汚れが気になります。シンクの水垢やコンロの油汚れも落としておきましょう。

リビングやベランダ

リビングについては清掃する人も多いと思いますが、床掃除だけでは少し足りません。生活感がある部屋を見せてしまうと悪い印象をもつ人もいるため、整理整頓を心がけましょう。

また、部屋のなかに気を使っても、意外と清掃し忘れてしまいがちな部分がベランダです。部屋が綺麗でもベランダが汚いと「内覧のために一時的に掃除しただけ」という印象をもたれてしまいます。

ベランダにこだわりをもっている人もいるため、物を減らしたり洗濯物をしまったりなどの対策をおこないましょう。

その他の共用部分

マンションやアパートなら、部屋周辺の共有部分も清掃をおこないましょう。内覧者は、部屋だけでなく共用部分も見ています。

そのため、部屋が気に入っても共用部分が汚いと物件全体としての印象が下がってしまいます。

完璧に清掃をする必要はありませんが、内覧者が不快に感じない程度には清掃しておくことが大切です。

破損・劣化部分の修繕

物件にひび割れやカビ、シロアリ被害などの破損や劣化があると、買取業者であっても売却価格が下がります。仲介業者を利用する場合も同様です。

ただし、これらの修繕費用は数十万円以上かかります。売却価格が多少下がっても、自分で修繕するよりそのまま売却したほうがよいケースもあります。

自分で修繕するか現状のまま売却するかで悩む場合は、まずは不動産業者と修繕業者の双方に査定をしてもらい、売却益と修繕費を比較・検討してみましょう。

周辺相場の調査

ここまでは「汚い家をいかに高くするか」という点を解説しましたが、そもそもいくらで売るのが適切なのかを把握しなければ、高く売ることもできません。

自分で周辺相場の調査をするときは、以下の方法があります。

  • 現在売り出し中の物件を調べる
  • 過去の取引事例を調べる

現在売り出し中の物件については、不動産ポータルサイトで調べることが可能です。ただし、売り出し中の物件は、価格交渉を意識して10~20%ほど価格を上乗せしているケースが多いことは覚えておきましょう。

過去の取引事例については、国土交通省の「不動産取引価格情報検索」や、不動産流通機構の「REINS Market Information」といったWebサイトで調べられます。全ての事例を網羅しているわけではありませんが、条件の近い物件事例があれば参考になるでしょう。

不動産会社の比較

家がいくらで売れるかは不動産会社の営業力にも左右されるため、複数の不動産会社を比較するようにしましょう。

地域や物件タイプによって各社の得意・不得意が変わるため、不動産会社を変えるだけで数百万円の違いが出る場合もあります。

また、仲介業者の中でも、汚い家の取り扱いに慣れている不動産会社なら、親身になってアドバイスしてくれるかもしれません。少なくとも3~5社程度を比較し、対応や売却条件の良い不動産会社を選びましょう。

汚い家の印象をよくするコツ

汚い家では、内覧前の清掃だけでなく内覧日当日に少しでも印象をよくするコツがあります。

  • できるだけ物を減らす
  • 部屋を明るくする
  • 臭い対策をしておく
  • 内覧者が快適に過ごせるように準備する
  • 設備や周辺施設を説明できるようにする

内覧日当日は上記の5つを意識して対策をおこなうことで、部屋の印象をよくすることができるでしょう。

できるだけ物を減らす

内覧前の清掃とも少しかぶりますが、できるだけ物を減らして部屋全体をすっきりさせると印象をよくできます。

物があるだけで生活感を感じる上に、ゴミなどが溜まっているとどうしても汚く感じてしまいます。

そのため、内覧日当日は必要のない物やゴミは処分しておき、部屋全体をすっきりさせておきましょう。

部屋を明るくする

汚い家の印象を少しでも上げるためには、部屋自体を明るくしましょう。部屋を明るくするだけで、内覧者にとっては好印象となります。

カーテンを開けて採光をよくし、電気をつけて明るくしておきましょう。

内覧日当日は内覧者が来てから明るくするのではなく、内覧者が到着する前から明るさに気をつけましょう。購入希望者が約束の時間より早く、遠巻きに家の雰囲気を見に来るかもしれません。

臭い対策をしておく

内覧日当日は、臭い対策も十分におこないましょう。自分自身は臭いが気にならないとしても、外から来た人にとっては家の臭いが気になる恐れがあります。

換気をおこない、キッチンやトイレなど臭いがとくに気になりそうな場所には、消臭スプレーなどで対策することをおすすめします。

また、なかには消臭スプレーの香りを嫌がる人もいるので、無臭の消臭スプレーを使いましょう。

内覧者が快適に過ごせるように準備する

内覧日当日には、内覧者が快適に過ごせるように準備をおこないましょう。

具体的には、空調を使用してちょうどよい温度に部屋を保ったり、スリッパを用意して内覧者に少しでも不快感を与えないことが大切です。

少しの気遣いでも内覧者の好印象につながります。汚い家でも印象が上がり、高値で売却できる可能性も高くなるでしょう。

設備や周辺施設を説明できるようにする

家の設備や周辺施設についても、聞かれたときにすぐ答えられるよう事前に準備しておきましょう。

水回りや収納、空調など、家の設備に関してある程度の機能や特徴は調べておくことをおすすめします。マンションやアパートであれば、エレベーターや非常口など建物全体の設備も押さえておきましょう

また、商店街・公園・病院など周辺地域の施設についても、説明できるようにしておきましょう。

内覧者は「購入後にこの家でどんな生活を送れるか」「生活をする上で不便はないのか」という点を考えながら内覧をおこないます。そのため、できるだけ正確に情報を伝えましょう。

ただし、物件をよく見せようとしすぎて聞かれてもいないことを伝えすぎると、逆に相手の印象を下げてしまいます。

相手が求めている情報のみを伝えることが大切です。

まとめ

汚い家だと売却価格が変わるのかどうかや、少しでも売却価格を上げる方法について解説しました。

買取業者か仲介業者のどちらを利用するのかによっても対策は異なりますが、査定をするのも内覧をおこなうのも、どちらも人間です。

そのため、内覧者が不快に感じないように、対策できる部分は積極的に対策しましょう。

しっかりとした対策をおこなうことで印象をよくし、汚い家でもよりよい価格で売却できるでしょう。

汚い家の売却でよくある質問

  • 家が汚いと売却価格も下がってしまうのでしょうか?

    家が汚くても、買取業者、とくに訳あり物件などを取り扱う買取業者に買取依頼すれば、売却価格に影響はありません。一方、仲介業者に依頼する場合は、仲介業者が清掃の手配をする代わりに査定価格から清掃代が引かれたり、購入希望者のほうから値下げ交渉を申し込まれることもあるでしょう。

  • 「買取業者なら売却価格に影響しない」ということであれば、自分で清掃する必要はないのでしょうか?

    自分で清掃をおこなえば、家の買取を受け付けてくれる業者が増え、売却先の幅が広がるというメリットはあるでしょう。ただし、自分で清掃をおこなうかどうかは、一度複数の買取業者に査定をしてもらい、どの買取業者でも値段がつかなかったときの最終手段と考えるのがよいでしょう。

  • リフォームやハウスクリーニングをしたほうが売却価格は上がりますか?

    費用対効果の面でいえばおすすめしません。とくに、リフォームは数百万円単位の金額がかかる上に、リフォームしたからといって必ず売却できるわけではないので注意が必要です。

  • 具体的にどんな買取業者を選べばよいですか?

    訳あり物件を専門に取り扱う買取業者であれば、汚い家や劣化が激しい家であっても、現状のまま買い取ってもらえます。早ければ2日程度で売却できるので、とにかく早く家を処分したい場合はとくにおすすめです。→【汚いままでも高額買取!】訳あり物件の無料査定はこちら

  • 仲介業者に依頼する場合で、汚い家の売却価格を少しでも上げるためにできることはありますか?

    購入希望者の印象をよくするために、内覧前に玄関や水回りなどの清掃をしておきましょう。また、整理整頓や臭い対策、設備や周辺施設を説明できるように準備しておくことも大切です。